ガラス戸を上下にスライドさせて開閉するタイプの上げ下げ窓は、オシャレな感じでステキです。縦に2枚のガラス窓が並び、下のガラスのみ、あるいは上下の窓をスライドさせて使用します。窓枠以上のスペースを必要としないため設置場所をとりません。比較的狭い空間に利用することが多いタイプの窓で、例えばキッチンやトイレ、階段に多く見受けられます。今ひとつイメージ湧かないという方は電車やバスの窓を思い浮かべるとイメージがわいてくると思います。上げ下げ開閉タイプの窓は何種類かありますが、ここでは、バランサーを使用しているタイプの窓についてお話していきます。
窓を均等なパワーでスムーズに開けたり閉めたり、適当な位置でストップさせて落下させずに開けた状態を保つことができるのは、「バランサー」と呼ばれるパーツの働きのおかげです。このバランサーに働く力が窓の重量と釣り合っているからこそ、好きな位置で窓をストップさせておくことができるのです。とても重要で、このパーツが故障してしまうと窓を開ける時に余計な力が必要になったり、窓をスライドさせることができなくなったり、または窓が止まらずに下がるなどの不具合がおこります。「不便だな」という程度の感覚でそのままにして使い続けていると、指をはさむ、落下の衝撃で窓ガラスが割れるなど、危険を伴う可能性があります。
バランサーには、「ワイヤーバランサー」と「スパイラルバランサー」の2種類があります。用途はほぼ同じで、上下開閉タイプの窓を好きな位置に固定する時に働きます。サッシメーカーや作られた年代などによって使用しているバランサーが異なります。
窓の上側辺の枠内に収納されていて窓とバランサーをつないだワイヤーによって開けたり閉めたりの動作をコントロールしています。
左右、両側の窓枠の内側に収納されていて、らせん状の棒とバネを組み合わせたものです。
バランサーは修理や交換ができます。そのまま放っておくと事態が悪化して思わぬ事故や怪我につながる可能性があります。次にあげた例を目安に早めの点検をおすすめします。
・がたつきが見られるようになった。
・普段とは違う音がするようになった。
・手に掛けた時重く感じられるようになった
・窓を開けた時に位置が固定されにくくなった
・空けておいた窓が自然に閉まってしまうようになった。
バランサーの修理や交換は次の通りです。交換する場合、部品代は選択するバランサーの種類によって異なります。部品代 【見積もり要】+ 作業代9,200円~ 作業時間30分~60分程度
上下開け閉めタイプの窓にはバランサーが重要なパーツであり、このバランサーは修理や交換ができます。 ワイヤーバランサーの中には切れてしまったと思っても、実は弛んだり固定位置から外れたことによって切れたように見えているだけの場合があります。このような場合は交換せずに元の位置に戻すだけで済みます。しかし、あれこれと触って故障部分を広げてしまうと修理の手間も費用も大変なことになってしまいます。少しでも不自然な動きや音がした場合は、まずは一度お問い合わせ下さい。
ガラスが割れた・・・!!業者到着前にすべき応急処置
ガラスが割れたら、まずは業者に電話し修理を依頼しましょう。
その後、出来る限り素早く以下の応急処置をしておくと、
二次被害を未然に防ぐことができ安心です。
1.小さな子どもやペットが怪我をしないよう、割れたガラスから遠ざけましょう
目を話した隙に、小さな子どもやペットがガラス片を踏んだり誤って口に運んでしまわぬよう、また窓枠に残っていたガラス片が落ちてきて思わぬ怪我をしてしまわぬよう、小さな子どもやペットはガラス割れの現場に近づかせないよう注意しましょう。
2.割れたガラスで怪我せぬよう、肌を覆いましょう
ガラス片の片付けの前に、肌の露出を最小限にしておく事が大切です。スリッパもしくは靴を履き足裏を守り、素手で触ることの無いよう手には必ず軍手をはめましょう。服装は長袖・長ズボンが安心です。
3.破片を古新聞などに包み、適切に処理しましょう
まずはダンボールと古新聞を用意します。大きい破片から取り除き、用意しておいた古新聞に包み段ボール箱に入れます。その後小さいガラスを掃除機で吸い取り、最後にガムテープでさらに細かいガラスもキレイに取り除きましょう。掃除機でガラス片を吸い取るのに抵抗がある場合は使い古しのストッキングなどを巻いて吸引するのがおすすめです。
※目線より上の位置にあるガラス片を取り除く時は、目に入らぬよう細心の注意を払いましょう。
お電話一本でサービススタッフが駆けつけますので、
無理せず怪我をしないよう気をつけてお待ち下さい。
割れたガラスは当社にて処分いたします。