寒い季節になると毎日のようにできる結露。外と室内の温度差により窓にびっしりとつく水滴は、窓ガラスが汚れるだけでなく、床や壁を汚し、変色や腐食の原因になります。また、アレルギーやアトピーの原因でもあるダニやカビの発生にもつながるので、掃除が欠かせません。また、こまめな水滴取りは忙しい主婦にとって家事の負担が増えるので大敵ともいえます。面倒な結露対策として、ペアガラスへの交換がおすすめです。結露が起きやすい部屋のガラスをペアガラスに交換することで、結露対策だけでなく、さまざまなメリットが期待できます。
ペアガラスは二重になったガラスの間にガスなどを閉じ込めた複層ガラスです。「結露対策にはペアガラス」というようにペアガラスは結露を防いでくれるガラスです。そして実はそれ以上に機能性の高いガラスなのです。
①結露ができにくい
結露を防ぐには外と室内の温度差を4℃以下にする必要がありますが、真冬の室内で外気温との差を4℃以下に抑えようとすれば、寒さで凍えてしまいます。ペアガラスであれば温度差を軽減する空気の層を間に挟んでいるので、室内と外気温の差が大きくても結露が発生しません。結露を防ぐことで、カビやダニの発生を防止することができます。
②遮熱・断熱性に優れている
ペアガラスは室内と室外の熱の移動を防いでくれます。この効果により夏場は真夏の日差しを遮熱し涼しい空間に、冬場は断熱でいつまでも温かい室内にすることができます。
③省エネ
断熱・遮熱性に優れていると、一般的なガラスよりも冷房や暖房の効きが圧倒的に良くなるので、エアコンをつける回数がぐんと減ります。無駄にエネルギーを使わずに済むので省エネにもなり、電気代が節約できるのでお財布にも優しいガラスです。
④紫外線対策
1枚ガラスと比べると空気を含んだペアグラスはなんと80%も紫外線をカットします。紫外線はシミや家具の変色の原因となります。紫外線を窓ガラス1つかえるだけでカットできるのです。
ペアガラスといってもいくつかの種類があります。
特殊金属膜を備えたLow-Eガラスを使った冬の断熱、夏の遮熱に優れたガラスです。特殊金属膜が夏場は日差しをカットし、冬場は室内の熱を逃がさないのでエアコンへの負荷を軽減することができます。
単板のガラスのお宅が多く、厚みのあるペアガラスは単板ガラスのサッシに入れることができません。大規模な工事をすることなく単板用のサッシに入れることができるように開発された、いわゆるリフォーム用のペアガラスです。単板のサッシに使えるようにアタッチメントが付けられており、ガラスを付け替えるだけなので、1日~2日程度で工事ができます。
①ペヤプラス
ペアガラスの空洞部分に断熱性の高いアルゴンガスを封じ込めた高い遮熱・断熱効果が期待できるペアガラスです。断熱性が高いので結露もできにくく快適に過ごすことができます。
②ペヤプラス・エア
ペヤプラス・エアは乾燥空気を封じ込めた標準タイプのLow-Eペアガラスを使ったリフォーム用ペアガラスです。ペヤプラス・エアはペヤプラスと比べると機能性が劣るので、より高い遮熱性、断熱性を求めるならペヤプラスがおすすめです。
③ペアスマート
ペアスマートはマンション改修用に開発されたLow-Eペアガラスです。間の空洞部分にクリプトンガスを封じ込めて、遮熱・断熱効果を上げ、結露の発生を抑えて省エネにもなる、マンション改修用の薄型ペアガラスです。防火タイプと非防火タイプの2種類があります。防火タイプは金網を使っていない耐熱強化ガラスを使っているので、外の風景をくっきりと眺めることができます。また、熱割れや金網の錆による破損の心配がありません。万が一割れても破片が粒状なので、傷害の危険が少なく安全です。1枚ガラスからペアガラスに交換すると、ガラスの厚みが増し、重量もその分重くなることが多いです。網入りペアガラスならなおさらです。ペアスマートなら既存の1枚の網入りガラスとほぼ同じ重量なので、サッシへ負荷が余計にかからずスマートです。
ペアガラスに交換するのはガラスの種類や施工の状況により異なりますが、どのペアガラスでもガラス代(要見積もり)+作業代(9,200円~)となります。ガラスはオーダー品になるので、1週間ほど時間がかかります。施工は30分~60分程度ですが、交換するガラスの枚数などにより日数がかかることもあります。
結露を予防してらくちんで快適な生活を…結露を予防するガラスにするだけで、結露を予防するだけでなく、年中快適に過ごせるようになります。結露対策をご検討の方はぜひご相談ください。お問い合わせお待ちしております。
ガラスが割れた・・・!!業者到着前にすべき応急処置
ガラスが割れたら、まずは業者に電話し修理を依頼しましょう。
その後、出来る限り素早く以下の応急処置をしておくと、
二次被害を未然に防ぐことができ安心です。
1.小さな子どもやペットが怪我をしないよう、割れたガラスから遠ざけましょう
目を話した隙に、小さな子どもやペットがガラス片を踏んだり誤って口に運んでしまわぬよう、また窓枠に残っていたガラス片が落ちてきて思わぬ怪我をしてしまわぬよう、小さな子どもやペットはガラス割れの現場に近づかせないよう注意しましょう。
2.割れたガラスで怪我せぬよう、肌を覆いましょう
ガラス片の片付けの前に、肌の露出を最小限にしておく事が大切です。スリッパもしくは靴を履き足裏を守り、素手で触ることの無いよう手には必ず軍手をはめましょう。服装は長袖・長ズボンが安心です。
3.破片を古新聞などに包み、適切に処理しましょう
まずはダンボールと古新聞を用意します。大きい破片から取り除き、用意しておいた古新聞に包み段ボール箱に入れます。その後小さいガラスを掃除機で吸い取り、最後にガムテープでさらに細かいガラスもキレイに取り除きましょう。掃除機でガラス片を吸い取るのに抵抗がある場合は使い古しのストッキングなどを巻いて吸引するのがおすすめです。
※目線より上の位置にあるガラス片を取り除く時は、目に入らぬよう細心の注意を払いましょう。
お電話一本でサービススタッフが駆けつけますので、
無理せず怪我をしないよう気をつけてお待ち下さい。
割れたガラスは当社にて処分いたします。