「障子」というと昔ながらの日本家屋の代名詞ですが、中にはガラスを使った障子もあります。洋風の住宅でも違和感なく取り入れることができ、LDK内の間仕切りとして採用しているお宅もあります。
一般的な透明ガラスでは外部からの視線が気になるという場合にも、すりガラスや型板ガラスを用いることで視線を遮ることができ、その上でやわらかな光を室内にたっぷりと取り入れられるのが魅力です。
またガラスを使用した障子の場合、通常のガラス交換と違ってトラブル時の対処が難しいと思われがちですが、実際には木枠やアルミ枠といった枠の違いによって施工方法が異なるだけで、ガラスの交換自体は問題なく行えることがほとんどです。ガラスのひびや破損によって家族のケガなどの危険性が増すため、障子のガラスに異常が生じた場合にはガラス交換などの修理を早めに検討しましょう。
洋室が中心となっている現代住宅ですが、いくつかある部屋のうち一部屋を和室としたり、LDKの中に畳敷きのくつろぎスペースを設けたりと、和の雰囲気を取り入れるお宅が増えつつあります。
従来は木枠が当たり前だった和障子のほかに、木だけでなくアルミ製の框と格子で作られた「和障子調」のものも登場しており、洋風のご家庭でも気軽に取り入れやすくなっています。
また、和障子を模したガラス窓など、障子とガラスを組み合わせたモダンなインテリアは若い方にも人気があります。
ガラスを使用した障子の場合、ひびや割れ、破損を放置しておくと家族のケガにつながるおそれもあり、非常に危険です。そのため破損に気付いた場合には早急に対応する必要があります。ここでは交換可能な障子ガラスの種類をご紹介します。価格はガラス代+作業代となります。下記に掲載のガラスの価格は参考価格です。実際はサイズや厚さによって料金が異なります。作業代はどれも7,100円からです。
フロートガラスはごく一般的な透明ガラスで、2ミリや3ミリ、5ミリ、6ミリなどさまざまな厚みのものがあり、厚みが増すごとにガラスの強度も高まります。厚みのあるものや重ねて加工されたものは緑色がかって見えることが多く、加工しやすいガラスのためDIYにも向いています。また、流通しているガラス水槽のほとんどがこの透明ガラスで作られているなど、厚いものは比較的高い強度を誇ります。参考価格:厚み2mmの場合で2,000円程度
すりガラスとは、ガラスの表面にごく細かい凹凸をつけることで見た目が不透明になったガラスのことを指します。細かい砂の粒子を吹き付け、金属ブラシを用いる製法が中心です。すりガラスには全面から均一に光を取り入れつつ、外部からは室内が見えにくくなるという特長があります。そのため、障子にガラスを取り入れたいけれど周囲の視線が気になるという方にもおすすめです。参考価格:厚み2ミリの場合で2,300円程度
型板ガラスはガラスの片面に模様をつけたガラスで、室内側の表面にデコボコとした模様が施されています。模様の凹凸が外部からの視線を自然に遮りながらも、通常のガラスと同じように光を通すことができるため採光性にすぐれ、通りに面した箇所にも使いやすいのが特長です。また、厚みが2ミリのものに限って「梨地(なしじ)」と呼び、そのほかに4ミリと6ミリのものがあります。それによって模様の風合いも異なるため、好みに合わせて選ぶことができます。参考価格:厚み2mmの場合で2,000円程度
明かり採りやモダンなインテリアとしても役立つ障子ガラスですが、割れやひび、破損などのトラブルが唯一のネックとなります。障子は居間や寝室など人の出入りの多い部屋に使用されることが多いため、破損を放置することで家族や来客のケガにつながるおそれがあります。
しかしトラブルが起きた時に素早く対応することで、ケガなどの事故を未然に防ぐことができるため、破損の際には早めにガラス交換などの修理を検討しましょう。場合によってはガラスの種類などで対応できないこともありますが、まずは当社まで一度ご相談ください。
ガラスが割れた・・・!!業者到着前にすべき応急処置
ガラスが割れたら、まずは業者に電話し修理を依頼しましょう。
その後、出来る限り素早く以下の応急処置をしておくと、
二次被害を未然に防ぐことができ安心です。
1.小さな子どもやペットが怪我をしないよう、割れたガラスから遠ざけましょう
目を話した隙に、小さな子どもやペットがガラス片を踏んだり誤って口に運んでしまわぬよう、また窓枠に残っていたガラス片が落ちてきて思わぬ怪我をしてしまわぬよう、小さな子どもやペットはガラス割れの現場に近づかせないよう注意しましょう。
2.割れたガラスで怪我せぬよう、肌を覆いましょう
ガラス片の片付けの前に、肌の露出を最小限にしておく事が大切です。スリッパもしくは靴を履き足裏を守り、素手で触ることの無いよう手には必ず軍手をはめましょう。服装は長袖・長ズボンが安心です。
3.破片を古新聞などに包み、適切に処理しましょう
まずはダンボールと古新聞を用意します。大きい破片から取り除き、用意しておいた古新聞に包み段ボール箱に入れます。その後小さいガラスを掃除機で吸い取り、最後にガムテープでさらに細かいガラスもキレイに取り除きましょう。掃除機でガラス片を吸い取るのに抵抗がある場合は使い古しのストッキングなどを巻いて吸引するのがおすすめです。
※目線より上の位置にあるガラス片を取り除く時は、目に入らぬよう細心の注意を払いましょう。
お電話一本でサービススタッフが駆けつけますので、
無理せず怪我をしないよう気をつけてお待ち下さい。
割れたガラスは当社にて処分いたします。