「窓ガラスにヒビが入った」、そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。まったく身に覚えがない場合もありますし、原因がわかる場合もあると思います。ガラスは人の手が加えられずとも自然問われてしまう場合もあります。その場合、マンションなどでは管理者に修理を手配してもらえる場合があります。ガラスが割れる理由と保証に関して把握しておきましょう。
現在の窓ガラスは丈夫にできています。人が多少力を加えてもなかなか割れにくいものです。それでも自然に割れてしまうことがあったりと、ガラスの破損に関するトラブルは絶えません。では、どのような場合にヒビが入ってしまうのでしょうか。
マンションなどでよく見られる網入り窓ガラスのヒビ割れは、多くの場合この熱割れ現象が原因と言われています。熱割れとは、直射日光が当たり、高温になる窓ガラス部分と、直射日光が当たらないサッシに埋め込まれている部分の温度差によって起こります。ガラスは熱を加えると膨張する性質があり、日光が当たる部分は膨張し、サッシの部分低温なので、膨張しません。そうなると、ガラス内部で引っ張られる大きな力が働いて、ガラスにヒビが入ることになるのです。ガラスの落下防止のために内部に入っている鉄の網も膨張する要因となっています。特に冬の晴れた日に午前中は要注意です。日射量が多くなり、直射日光に当たる部分は高温になる一方、サッシ部分は低温のままで、激しい温度差が生まれます。
台風などのときには、強風で小石などが飛んできて、窓ガラスにヒビが入る場合もあります。また、最近多いゲリラ豪雨のときには、雨の前に雹が降るときも多く、それによって窓ガラスが破損することもあります。都市部ではあまり見られないかもしれませんが、鳥がぶつかって窓ガラスが割れる事例もあります。
予期せぬ窓ガラスのヒビ割れ。当然、窓ガラス修理業者さんに修理してもらう必要があります。しかし、不可抗力での言わば「事故」で、修理代金の出費は痛いです。では、保険でカバーできないのでしょうか。普通のお宅で掛けられている保険は火災保険や地震保険、家財保険などだと思います。そのうちの、火災保険の部分で窓ガラスの修理はカバーされます。台風や雹などの飛来物の場合は「風災補償」の対象になり、熱割れの場合は「不測かつ突発的な事故」として、保険支払い対象になることが多いようです。もちろん、契約状況や個別の案件により、対応が異なることもあると思いますので、保険会社に確認しておくことも重要です。また、火災保険の対象になっていても、自己負担がある「免責額」というものが設定されていることが多いので、こちらも確認が必要です。
窓ガラスに温度差が生じてヒビが入る熱割れや、台風などで飛来物がぶつかって生じる窓ガラスの破損は、火災保険でカバーできます。もし、窓ガラスのヒビや破損に気づいたら、早めにガラス修理業者さんに連絡してください。そして、保険で修理したいことは前もって修理業者さんに伝えておきましょう。保険の申請には修理を実施した書類などが必要になりますし、保険申請のノウハウなども修理業者さんなら詳しく知っている場合が多いのです。いろいろとアドバイスをもらえるかもしれません。
ガラスが割れた・・・!!業者到着前にすべき応急処置
ガラスが割れたら、まずは業者に電話し修理を依頼しましょう。
その後、出来る限り素早く以下の応急処置をしておくと、
二次被害を未然に防ぐことができ安心です。
1.小さな子どもやペットが怪我をしないよう、割れたガラスから遠ざけましょう
目を話した隙に、小さな子どもやペットがガラス片を踏んだり誤って口に運んでしまわぬよう、また窓枠に残っていたガラス片が落ちてきて思わぬ怪我をしてしまわぬよう、小さな子どもやペットはガラス割れの現場に近づかせないよう注意しましょう。
2.割れたガラスで怪我せぬよう、肌を覆いましょう
ガラス片の片付けの前に、肌の露出を最小限にしておく事が大切です。スリッパもしくは靴を履き足裏を守り、素手で触ることの無いよう手には必ず軍手をはめましょう。服装は長袖・長ズボンが安心です。
3.破片を古新聞などに包み、適切に処理しましょう
まずはダンボールと古新聞を用意します。大きい破片から取り除き、用意しておいた古新聞に包み段ボール箱に入れます。その後小さいガラスを掃除機で吸い取り、最後にガムテープでさらに細かいガラスもキレイに取り除きましょう。掃除機でガラス片を吸い取るのに抵抗がある場合は使い古しのストッキングなどを巻いて吸引するのがおすすめです。
※目線より上の位置にあるガラス片を取り除く時は、目に入らぬよう細心の注意を払いましょう。
お電話一本でサービススタッフが駆けつけますので、
無理せず怪我をしないよう気をつけてお待ち下さい。
割れたガラスは当社にて処分いたします。