クレセントは「クレセント錠」と言われることもあり、「鍵なのだから、きちんとかけていれば安心」というイメージがあります。もちろんかけてないよりはずっといいのですが、安全とは決して言い切れません。
そもそもクレセントは「締まり金具」と言って、サッシ同士をしっかり締め付けるためのものです。密閉性・防音性・遮熱性などを高めることを目的としているもので、防犯のための性能はそれほど期待できません。
窓ガラスの一部を割ってそこから手を入れ、外からクレセントを回して侵入するのは空き巣の常套手段です。空き巣のうち、一戸建ての場合7割が、マンションでは6割が窓ガラスを破っての侵入です。
犯行に5分以上かかると、7割以上の空き巣犯は侵入をあきらめるとも言われています。窓ガラスを防犯仕様のものに強化すると共に、万が一ガラスを破られても、外側から開けにくいタイプのクレセントにするなら、空き巣犯にとっては厄介です。もしかしたら下見の段階で犯行をあきらめるかもしれません。
せっかくリフォームで窓などを新しくするのであれば、これを機会にクレセントも防犯性の高いものに取り換えるのはいかがでしょうか。
クレセント交換の作業時間は約30分で、部品代に加え、作業代9,200円~です。
クレセントの中で人気が高い防犯対策は、ダイヤルクレセントです。クレセントの可動部に暗証番号が付いていて、暗証番号を合わせないとロックがはずれない仕組みです。窓の一部を破られたとしても、クレセントにロックがかかっているので回すことができず、暗証番号を推測するのも難しいので、侵入をあきらめやすくなります。キー式の2重ロックだと、キーを紛失すると自分も開けられなくなってしまいますが、ダイヤルロックではそのような心配もありません。
「暗証番号を忘れたらどうしよう?」という心配をする方もおられるかもしれませんが、付属している番号が書かれたシールを、サッシの室内側などに貼っておくことができます。空き巣犯からは見えないものの、自分はいつでも見えて、番号を覚えておく必要がないのでとても便利です。「2重ロックだと面倒そう」という方は、普段はダイヤル部分を動かさず一般のクレセントと同じように使って、長時間外出する時など使いたい時だけダイヤル部分を使うこともできます。2重ロックにしたい時は、クレセントを閉めて、ダイヤルの数字をばらばらにします。それだけで、数字を暗証番号に合わせない限り、クレセントが開かなくなります。
窓のリフォームを行う際に、防犯対策やエコ対策の一環として、ガラスを防犯ガラスやペアガラスに換えることも少なくありません。それらのガラスは一般のガラスの2~3倍の重さになることもあり、戸車が重さに耐えられず不具合を起こす場合があります。それで、戸車を交換する必要が生じるかもしれません。戸車の交換の作業時間は30~60分ほどです。部品代に加え、作業代9,200円~かかります。
網戸は材質上劣化しやすいものです。家のリフォームの際、ついでに傷んできた網戸を張り替えるといいかもしれません。家中の網戸の状態をチェックしてまとめて依頼するなら時間や費用の節約になります。網戸の枠がゆがんだりして開けにくくなっている場合などは、新規で作ることもできます。張り替えの作業は30分ほどで、大きさによって異なりますが、材料と作業代合わせて3,300円~です。お電話をなさる前に、網戸の枠の縦横の長さを測っておき、お伝えください。おおよその見積もりをお出しします。新規で網戸全体を作る場合は、納期におよそ1週間の時間をいただきます。
網戸と言うと通常色はグレーですが、黒のものもあります。黒の網戸のメリットは、網目が見えにくく、景色が見えやすいということです。デメリットは、網目の存在感が無さ過ぎて、玄関やテラスなどでは、出入りする人が気付かずにぶつかってしまうことがあることです。それぞれの特徴を生かして、設置する場所に応じて色を使い分けるのもよいでしょう。
網目の細かさを表す単位は「メッシュ」と言い、20、24、30メッシュがメジャーです。例えば20メッシュは、1インチ(25、4mm)当たり20本の糸が入っているという意味です。メッシュの数値が大きくなるほど、網目が細かくなります。網目が細かいほど小さい虫の侵入が防げるわけですが、細かすぎると汚れやすいなどの欠点もあります。コバエは1~2mmほどの大きさなので、24メッシュ以上あれば網戸からの侵入は防げるでしょう。
窓まわりホームセンターでは、サッシのリフォームのお手伝いをいたします。クレセント・戸車・網戸をよりよいものに換えたいとお考えの方、どうぞフリーダイヤルでご相談下さい。
ガラスが割れた・・・!!業者到着前にすべき応急処置
ガラスが割れたら、まずは業者に電話し修理を依頼しましょう。
その後、出来る限り素早く以下の応急処置をしておくと、
二次被害を未然に防ぐことができ安心です。
1.小さな子どもやペットが怪我をしないよう、割れたガラスから遠ざけましょう
目を話した隙に、小さな子どもやペットがガラス片を踏んだり誤って口に運んでしまわぬよう、また窓枠に残っていたガラス片が落ちてきて思わぬ怪我をしてしまわぬよう、小さな子どもやペットはガラス割れの現場に近づかせないよう注意しましょう。
2.割れたガラスで怪我せぬよう、肌を覆いましょう
ガラス片の片付けの前に、肌の露出を最小限にしておく事が大切です。スリッパもしくは靴を履き足裏を守り、素手で触ることの無いよう手には必ず軍手をはめましょう。服装は長袖・長ズボンが安心です。
3.破片を古新聞などに包み、適切に処理しましょう
まずはダンボールと古新聞を用意します。大きい破片から取り除き、用意しておいた古新聞に包み段ボール箱に入れます。その後小さいガラスを掃除機で吸い取り、最後にガムテープでさらに細かいガラスもキレイに取り除きましょう。掃除機でガラス片を吸い取るのに抵抗がある場合は使い古しのストッキングなどを巻いて吸引するのがおすすめです。
※目線より上の位置にあるガラス片を取り除く時は、目に入らぬよう細心の注意を払いましょう。
お電話一本でサービススタッフが駆けつけますので、
無理せず怪我をしないよう気をつけてお待ち下さい。
割れたガラスは当社にて処分いたします。